「地面から数センチ浮くだけで、世界はこんなにも変わる。」
普段、僕たちは重力に縛られている。
足の裏は常に地面を感じ、責任や義務という重りを背負って歩いている。
だからこそ、たまにはその重力から解放される時間が必要なんだ。
僕が森へ逃げ込むとき、必ずバックパックに入っているのがこれ。
DD Hammocks DD Frontline Hammock
[Affinity] ゆりかごへの回帰
2本の木の間に設営し、身体を預ける。
最初は不安定さに少し戸惑う。
でも、力を抜いて身を委ねれば、布が身体のラインに合わせて包み込んでくれる。
風が吹くと、木々のざわめきと共に、ゆっくりと世界が揺れる。
その揺れは、母親の胎内にいた頃の記憶を呼び覚ますような、根源的な安らぎだ。
[Solution] 蚊帳という結界
「DDフロントライン」の秀逸な点は、蚊帳(モスキートネット)が一体化していること。
ジッパーを閉めれば、そこは外界から隔絶された「個」の空間になる。
虫の侵入を気にすることなく、ただ空を見上げることができる。
細かいメッシュ越しに見る空は、少しだけフィルターがかかったように青く、遠い。
その距離感心地いい。
[Offer] 思考をほどく場所
ここで本を読むのが好きだ。
活字を目で追う。
疲れたら本を胸に置き、揺れに身を任せる。
すると、凝り固まっていた思考が、ゆっくりとほどけていくのが分かる。
解決策が見つかるわけじゃない。
ただ、「まあ、いいか」と思えるようになる。
その感覚こそが、今の僕たちに必要な救いなんじゃないだろうか。
[Narrative down] 地面にはいつでも戻れる
眠くなったら眠ればいい。
飽きたら降て、また歩き出せばいい。
でも、バックパックの中に「浮遊する権利」を持っているだけで、心は少し軽くなる。
君も、地面から離れてみないか?
重力と、常識と、しがらみから解放される数時間を。
Toma
