HERMOS(サーモス) 山専用ボトル
著者:リク

お湯は命だ。冬山で見直される『山専ボトル』の実力

「お湯を沸かす時間を、命のために使え。」

[Summary] 結論:バーナーへの過信は捨てろ

冬山において、「いつでも火が点く」と思うな。
風速15mの吹雪の中で、お前はバーナーを着火し、コッヘルでお湯を沸かせるか?
凍えた指でイグナイターを操作できるか?
答えがNOなら、このボトルを持っていけ。

THERMOS(サーモス) 山専用ボトル

これはただの水筒ではない。
「熱源」のバックアップシステムだ。


[Details] 6時間後でもカップ麺が作れるスペック

朝7時に沸とうさせたお湯を入れる。
昼の12時、山頂でカップラーメンに注ぐ。
余裕で麺が戻る。
これが「山専ボトル」の実力だ。

普通の水筒とは違う。
グローブをしたままでも開けやすい形状、衝撃に強い底面のゴムカバー、そして圧倒的な保温力。
全ての設計思想が「極限環境」を想定している。

なぜこれが生存に関わるのか?

低体温症(ハイポサーミア)になりかけた時、必要なのは「即座の」加温だ。
バーナーを組み立てる5分、お湯が沸くまでの5分。
その10分が生死を分けることがある。
このボトルなら、ザックから出して5秒で熱湯が手に入る。
体の中から温めることができる。
これがどれだけ強力な武器か、わかるか?


[Summary] 効率は安全に繋がる

休憩時間の短縮にもなる。
止まっている時間が減れば、それだけ体が冷えるリスクも減る。
バーナーを持っていくなとは言わない。
だが、メインの熱源はこれにしろ。

道具一つで、リスクは減らせる。
バグのないシステムを選べ。
以上だ。



この記事を書いた人

リク

「『もしも』を潰していく作業こそが、冒険の準備だ。」

データと論理を重んじる、ストイックなアルピニスト。

装備の重さは1グラム単位で削るが、安全へのマージンは絶対に削らない。

最新ギアのスペック分析に余念がなく、そのレビューは辛口かつ公平。

情熱は内側に秘めるタイプで、頂上からの景色よりも、そこに至るプロセスの完璧さに美学を感じる。